2012年3月17日土曜日

QMS:ソフトウェアの品質ってなんだろう?


コンピュータソフトウェア業には大別すると、顧客の仕様通りにプログラムを作成する企業・部署・プロジェクトと、提案或いはソリューション提供型(含むパッケージシステム、単体ソフト販売、ERP)があります。


前者の場合、顧客の仕様通りに作成するのですから、「品質=バグの有無」と定義し、バグの撲滅などを目標設定することも、黎明期の場合であればなるほどと思います。しかし、提案型・システムソリューションを全面に出している場合、目標として設定項目に窮するかも知れませんが「品質=顧客満足度」ではないでしょうか。


いずれの場合も、持続的成功のためには企業として無くてはならないものとして、納期厳守、人材育成、ノウハウの蓄積・伝承、適正原価維持などのプロジェクトマネジメントの質も品質として取り扱って欲しい項目です。

これらは、エンタープライズ系ソフト、組み込みソフト系という区分けをしたとしても当てはまります。


日本工業調査会のホームページでJIS検索できますので、下記についてはまず一読することをお薦めします。(他にも参考になる規格は沢山あります)

JISX0129-1:2003ISO/IEC9126-1:2001)ソフトウェア製品の品質-1部:品質モデル

JISX25000:2010ISO/IEC25000:2005)ソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)-SQuaREの指針(シリーズ規格ですので沢山あります)


上記などの規格は、コンピュータソフトウェア業に限らず、広義のソフトウェア(サービス業全て)業に有効な規格です。また、ハードウェアなどの多くの業界においてもプロダクトの構成要素の一つですので役立ちます。


お薦めです。

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