国語辞書によっては、「標準化」と「画一化」について同じ説明をしているものもあります。私は、標準化とは、「バラツキを少なくすること」と考えていますので、作業を行うに先立って作業手順を決めていく時の(手順の)考え方のようなものだと考えています。
従って、「標準化:SDLC」と「改善活動:PDCA」は、乗り物に例えるならば「両輪」です。両方機能しなければ、前に進みませんし、相互補完の関係です。仕事はその時そのときの条件、環境等によってやり方は変化していくものですので、「標準化」とは、「動的」であり、「頭を使って仕事をするプロセス」と思います。
一方、「画一的」とは、何もかも一様にそろえるさま。一つの枠にはめこむさま。個々の事情や個性を考慮に入れないで、すべてを一様にそろえることという意味合いですので、「静的」であり、「結果」というイメージがします。別に悪いことではなく、例えば、工業製品などの「当たり前の質」などが「画一的」なものの代表格です。
これらは古くからある「日常語」ではないことから「言霊」が少し悪さをしているように思います。考え方を柔軟にして、使い方を旨くするとよいですね。
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