ISO9000、ISO27000等では、是正処置の用語の定義は「検出された不適合又はその他の検出された望ましくない状況の原因を除去するための処置」とはっきり書かれていますが、認証登録されている企業でも多くは、是正処置の内容は修正に留まっています。
何か不具合、不都合があれば、ともかくすぐにまともな状態にして、商売や作業を続けたいと考えるのが人情。少し時間を取れるようになれば、二度とおこらないように「原因」を究明し、手を打とうと考えるのですが、この忙しい世の中、時間の余裕など取れるわけはなく、そのうち忘れてしまうようです。
他にも、これが「原因」と言い切れないとか、「原因」が一杯あるとか、最後は、「原因」の堂々巡りになることが多いようです。 某研修会社の社長は、原因には、「火種原因、見逃し原因、拡大原因などがあり、さらに原因の連鎖の見方から、直接原因、間接原因、遠因、誘因、根本原因などと分類される。」と言われています。その通りで、再発防止になるのであれば、「真の原因」に拘らず、早く手を打った方がよいですね。
原因の究明方法は、特性要因図、なぜなぜ問答、問題点連関図、などなどありますが、これは書籍やインターネットの検索でも概要が分かりますので、まずはチャレンジしてください。
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