2012年4月12日木曜日

QMS:規格 序文


<この内容は、2008年度版対応 ISO9001 新・解体新書 岩本威生著 日刊工業新聞社の記述を参考或いは引用しています。>
審査の最適実施要領検討グループ(APG)資料邦訳版:ttp://www.jacb.jp/jacb/apg.html

また、2008年度版対応 ISO9001 新・解体新書 岩本威生著 日刊工業新聞社の記述を参考或いは引用しています。 

0.2 プロセスアプローチ
 このプロセスアプローチの説明文は、分かったようでよく分からない文書です。岩本威生氏は著書の中で、下記のように解説しています(だいぶと端折っています。詳しくは原本をお読みください)。ISOが言いたいことが分かりますね。 

JISでは、「この規格は、顧客要求事項を満たすことによって顧客満足を向上させために、QMSを構築し、実施し、そのQMS有効性を改善する際に、プロセスアプローチを採用することを奨励している。」と解説されています。しかし、ISOは、「recommend」ではなく、「promote」を使用していますので、「この規格は、・・・プロセスアプローチの採用を普及、促進している」の方が原文の意図に合っているように思います。

また、(effectiveness:計画した活動が実行され、計画した結果が達成された程度。)「有効」ということばには、「ききめのあること、効力のあること、役に立つこと」など、狙い通りに実現する様を意味します。「effect」を「影響」、「effectively」を「効果的に」、「efectiveness」を「有効性」と訳していますが、いずれも「狙いを実現させる様」について言っていますので、「結果」、「実効的に」、「実効性」と訳した方が分かりやすかったと思います。」 

QMSで、このアプローチを使用すると、次の事項の重要性が強調される。
a) 要求事項を理解し、満たす
b) 付加価値の点でプロセスを考慮する必要性
      c) プロセスの実施状況及び有効性の成果を得る
d) 客観的な測定結果に基づくプロセスの継続的改善」
 
QMSでこのアプローチを活用する際は、次の事項が重要であることが強調される。
a) 要求事項を理解し、満足すること
b) 付加価値という観点でプロセスを考慮することの必要性
c) プロセスのできばえ 及び 実効性という成果を得ること
d) 客観的な測定に基づいてのプロセスの継続的改善」 

なるほど。ふむふむ。

また、最上段のJABのホームページに非公式なグループであるAPGAuditing Practices GroupAPG)の資料があります。邦訳もされていますので、こちらも参考にされるとよいと思います。

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