2012年4月7日土曜日

QMS:規格を読み解く時の言語の壁


国際規格(ISOIEC等)を国内規格(JIS)にしたものは言語の壁があります。直訳に徹するという考えもありますが、読み手にとっては言葉や文脈の違いが如何ともし難く、難解な文書になります。分かりやすい言葉や文書にすると、意訳は分かりやすいですが原本の意味・意図と異なると異議がでます。JISはその中間のような気がします。 

2008年版対応ISO9001 新・解体新書 岩本威生著 日刊工業新聞社発行」は、論理的で日本語としても分かりやすく書かれていると思います。ご自分でISO原典を読まれるのが一番ですが、個人的にはこの書籍は随分と重宝しました。

昨年から、過激な発言でなにかと話題の「『完訳 ISO9001ハンドブック ガラパゴス化を生んだ規格を事業仕分けする』新井 暢(株式会社Qプレス会長)著 近代文藝発行」は、日本語表現が私には、JISとは異なる次元で難解でした。また、かなり個性豊かな解説文章も多く、私には刺激が強すぎました。

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