「顧客重視」,日本では「顧客第一」「お客様は神様」と同じと考え,また,誰しも朝晩の挨拶のように口にしますが,普段の言動を見ていると首をかしげたくなるヒトが,経営者にも時々います。また,上司から「あいつは切れる奴だ,将来有望だ」といわれているヒトの中にもよく見かけます(ました)。
「顧客第一」を貫くと,顧客の方を向いてビジネスをすると,上司の受けが悪くなり,社内での評価は下がり,最悪は,「濡れ衣を着せ」て,左遷や退職勧告ということもあるようです。
それはさておき,JISでは,あまりにも当たり前で挨拶のようですので,「ISOは建前」と勘違いする可能性があります。(私も,当初,そう思いました)
従って,ほとんどの品質マニュアルは,規格の裏返しが多いようです。
ここは,(7.2.1及び8.2.1参照)となっているので,思い込みや手前勝手な「顧客要求事項」を設定しないように,「顧客目線」で「製品」の「顧客要求事項」を決定し,実現し,市場に出して,「顧客の反応」を見ることを,「仕組み」として構築させ,MRなどで自分の目でその顛末を確認することを言っています。
トップダウンというか,時間軸を逆にして規格は書かれることが多いように思います。従って,ここは,この規格の「肝」の部分となるように,読み手が勘違いして,「建前」と思わないように,「本音」「本気」と覧て,後続のプロセス(7.2.1及び8.2.1)によりつながるような書きっぷりが良かったように思います。
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