この条項の要求事項は,条項1.1のa)とb)を受けて書かれています。QMSを運用(実施,維持,有効性の改善)するのですから,当然ながら,経営資源である「ヒト,モノ,カネ」が必要ですので,当たり前のことが書いて有ります。
この条項の主語は,「組織」ですから,経営者に限定していません。責任と権限で決められた部門管理者なども該当します。
当たり前の要求ですが,「当社のQMSは役立たずだ」などと言っている経営者や管理職の多くは,この経営資源を使用していないで,目先の売上,利益,生産性などのノルマのみが関心事であることが多いです。
きちんとQMSを運用せずに「ISOは役立たず」というのはどうかと思います。
ISOのフレームワークを用いたQMSを運用すると言うことは,従来の経営や業務運用のやり方を変えると言うことです。これらを替えないのであれば,「ISOの日や時間」が必要となり,余分な時間と資源の浪費以外の何者でもありません。
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