2012年6月17日日曜日

QMS:規格6.2.2 人的資源 力量,教育・訓練及び認識(3)


1.作業単位を決め,プロダクト要求事項を満たし,作業効率(手順書を見ながらでは困りますね)を考えて,必要な力量を決まる。ただし,交代や補充が当面ない作業であれば,順次とか適宜でもよいでしょう。

2.その作業にあてる可能性のある要員の現在の力量を評価する。

3.必要な力量にギャップがあれば,実際にその作業に就けるまでにトレーニングを行うか,作業の質,効率性,コストなどを考えて,その候補者を就けずに(将来はあるかも)他の力量のある人に交代させるか,外部委託を考える。

キャリアパスや要員の将来,会社の将来構想から先行したりしてトレーニングをおこなうのは会社の自由判断です。


各要員の力量は,完璧を考えなくとも,当面分かる範囲で調査しておくとよいと思います。今実際に作業に就いている要員の力量を調査することが,その作業に必要な力量になることもあります。

現実には,現在就いている作業に必要な力量を超える方や,他の複数の作業に必要な力量を兼ね備えている方が大半と思います。これらの調査を行うことで,「人材」ではなく宝の山の「人財」が分かります。場合によっては,他のビジネス領域へ進出可能な「人財」が眠っているかも知れません。


QMSは,締め付けや規則規則のかたぐるしいものではなく,新しい発見や,やる気をもたらすもの,個々人がアピールできるものであって欲しいですね。

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