この条項は,条項4.1のQMSの適用の対象である,適合製品を実現する為の製品実現プロセスについて総括的に記述します。各プロセスをきちんと整理して,当社のプロダクトは何か,そのクオリティとは何かについて整理し品質計画書に該当するものを明らかにします。
よく抽象的な,プロダクトを製品としますが,当社製品のアピールしたいこと,顧客に訴えたい当社のその製品に込めた嘘偽りのないプロダクト名を明らかにすると,整理が捗ります。製品カタログ,パンフレットに書かれていることだと思います。
例えば,「コンピュータシステムの設計開発」ではなく,「お客様の問題を解決するためのITを活用したソリューションの提供」とすると,そのことを実現するためにどのようなプロセスで,手順書・基準・記録・ツール・設備・要員等を使用して活動しているかが洗い出せます。また,間違っても品質目標が「バグゼロ」とはならないです。
「プロダクト:製品」や「品質目標」を登録証に記述する一般名称と同じとして品質マニュアルを書いていくと,実活動とは異なる,或いは事務手続きばかりの記述となり,経営に寄与しない,余分な工数・コストがかかるQMSとなります。
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